工場長の愛犬、ハク。
一歳ちょっとの男の子ハクは人懐っこく、誰にでもすり寄っていきます。
でも、自分より弱いと思うと、吠えながら威嚇しちゃいます。綺麗な女性には飛びかかり、かまってオーラ全開です。その辺は男の子です。でも一番好きな人はやっぱり工場長です。
工場長が側から離れると、「キャンキャン」、「クーン」と悲しい鳴き声をあげます。それも戻ってくるまでずっと鳴いています。本当にハクは甘えたです。
ご飯は何でも食べます。好物は魚肉ソーセージです。ハクの晩御飯は大抵これです。でも小さくちぎってあげないと食べません。贅沢なハクです。だから工場長はハクに魚肉ソーセージを小さく食べやすいようにちぎってあげます。ハクが食べる横で、その残りをつまみに毎夜晩酌しています。ハクと工場長はとっても仲良しです。
お腹がいっぱいになると、今度は家に転がっているボールやぬいぐるみを咥えて持ってきます。「これで遊ぼうー」と目が訴えています。咥えたボールを取って遠くに投げると、全速力で走ってボールを取りに行きます。そして咥えて戻ってきます。これを何度も、何度も飽きることなくやり続けます。何が楽しいのかと疑問に思いますが、ハクはこれが楽しいのです。
トラベルハウスに乗って行く時も、もちろん一緒です。ハクは運転席に座る工場長の膝に座り、一緒に運転をしようとします。工場長から片時も離れたくないのです。でも目的地に着き、レンストランや温泉に入る時は、どうしてもハクを車の中に置いていくしかありません。その時のハクの叫び様といったらありません。ドアを閉めても外まで聞こえるくらいに叫びます。工場長は可哀想と思いながらも、仕方なくハクを置いていきます。
車に戻ると、ハクは、全力で工場長の胸に飛び込みます。尻尾を振って、両前足をあげ、後ろ足二本で立ち上がり、足元をウロチョロします。本当にかわいいやつです。
ハクは林創建の職人さんにも遊んでもらっています。
展示会に来た時は来場されたお客さんからも注目の的です。
ハクは、トラベルハウスのマスコット犬なのです。
小泉
