展示車が完成した後、工場から神戸展示会場までの道のりを運転しました。実際に乗ったからこそ分かったのですが、従来との違いは歴然でした。
アクセルとブレーキの効き
まず何よりも違ったのは、停車時から発進する時のアクセルの踏み込みと、信号で止まる時のブレーキの効きです。重量が約100kg軽くなっている恩恵は明らかでした。
停車時からの初速は、アクセルを足で「グッ~」と踏み込みハウスの重さを感じながら走行していましたが、新型は重さがほとんど感じられません。だから停車時もスピードを出しているにも関わらず、停車がスムーズです。
そして上り坂に関しては、2WDのオートマで走った結果、速度は落ちるものの、不便を感じるほどのものではなくなりました。以前は、高速なら登板車線を走らないといけなかったトラベルハウスが、坂の傾斜によっては右側を走っても問題ないです。
勿論、安全に運転できるよう固定はしっかりとされていてハウスは走行中ビクともしません。軽トラックとハウスは密着していますが、擦れるような音もしません。
風の影響
さらに心配される風の影響度合いです。重量が軽くなったため風の影響が増したのではないかと心配の声をお客様から頂いていました。しかし実際に走行した結果、私の個人的な感想になりますが、全く問題ないように感じます。
当然車高が2m50cmある分、一般的な車よりも風の抵抗を受けるのは致し方がないとして、高速を80kmでトンネルを走行中、隣り車線を中型のトラックが通りすぎても揺れは起きませんでした。
一方で、隣り車線を大型のバスが通り過ぎた時には車体が少し揺れました。しかし、10m程私の前にいた軽自動車も同様に揺れていたところを見ると、車高の問題ではないということも分かりました。
重量は軽くなっていますが、ハウスの骨組みの強度が増した分、風に強くなったのではないかと考えます。
以上はあくまで私個人の感想ですので、ぜひ走行しやすくなったトラベルハウスを体験しに来てくださいませ。お待ちしております。
小泉