トラベルハウスで工夫したところ。第3弾。
今回ご紹介するのは二段ベッドです。二段ベッドを作る上で重要だった点は、一つが耐荷重、つまりどれだけの重さに耐えられるかということと、展開のし易さ、つまりどれだけ簡単に二段ベッドを組み立てられるかということ、さらには空間の広さと、できるだけ重量をかけず済ませるにはどうすればいいかといった点を考え作りました。
結果的に、ベッドの板は木材を使いました。他の会社さんは一般的にクッション性のある仕様で、車のデザインに合わせて作っていますが、弊社はあえて木だけにしました。その理由としては、二段ベッドの使い道も様々ではないかと思ったからです。
工場長のシェルの二段ベッドの上には荷物がたくさん積まれています。閉まっている時には物置として使っていることが多く、そのためできるだけ空間が広くなるように床の厚みを薄くしています。薄くした分、耐荷重が心配だと思いますが、問題ございません。耐荷重は120㎏で広さも大人二人が十分横になれる幅があり、奥行きも身長177㎝の僕が問題なく寝られるほどです。
工夫を凝らしたところは他にもあります。それは二段ベッドの奥行きが2段階仕様になっていることです。自分が必要な空間だけを展開できるので、上で子供が寝るときは短く、大人が寝るときは長くすることができます。
組み立てには数分時間を要しますが、慣れたらそれほど時間的に苦ではなく、何より組み立てるのが楽しいです!一つ一つの手順が「カチッ」と音を立て、何とも言えない気持ち良さがあります。また木を使っているからなのか、屋根裏部屋にいる気分にもなり、昔遊んだ淡い思い出が蘇ってきます。
お子さんやお孫さんたちに組み立て方を教えたら、
きっと楽しくなると思いますよ。
遊び心ある二段ベッドでした!!
小泉