4月の中旬。カタログのご請求を頂いたお客様から初めてご契約を頂戴しました。
自分一人の力ではなく、社長と工場長の知識と力を借りて、ですが。
雨の中
初めて実際に、トラベルハウスを観に来てくれるお客様とお会いする約束を取ることができました。
一人では不安だったので、工場長にも来てもらいました。しかし、その時は、タイミングの悪いことに、雨が降っていて、さらにお客様は道中で道に迷ってしまった為、20分以上遅れてのご到着となりました。悪天候と道に迷ったこともあり、車から降りてきた時の最初の顔は曇っていました。ご夫婦で来られましたが、奥様の方が特にお顔が険しく、お話する前から「どうしよう~」と不安でいっぱいでした。
接客も始まり、15分程度でお客様はお帰りになりました。
自分としては初めての経験で、トラベルハウスを観られるお客様とお話をするのが楽しかったのを覚えています。工場長も自分が作った自慢のハウスを楽しそうに説明していました。15分しか話していませんでしたが、お客様とは購入の方向で話が進みました。
後日、お客様から電話があり、「買います!」と言って頂いた時は、嬉しさで弾けました!私の初めてのお客様です。注文書を作るのにも力が入ります。
寂しさ
一ヶ月の作成期間を待って5月中旬。雨の中、接客をしたあの時の場所で、私と工場長が御引渡しの最終ご説明。ご夫婦を前に、丁寧にご説明させて頂いたと思います。説明が終わり、お客様がトラベルハウスに乗って帰るのを見送りながら、工場長と「寂しいですね」とお互いの気持ちが一緒だったのを覚えています。
工場長は特に、自分が趣味で作っていたシェルが、
初めてお客様の元に引き取られるという、作り手としての寂しさ。
対する私は、初めてのお客様と別れる寂しさがありました。
こうして、それぞれに寂しさを抱えた翌月。
まさかトラベルハウスで大忙しになるとはこの時、
夢にも思っていませんでした・・・。
「2017年を振り返って 3」続く
小泉