受注を頂いているお客様とお話していますと、本当に楽しくなります。契約書にサインを頂き、軽トラックを納車してもらい、さあ明日からシェルの製造が始まるという段階になっても、「やっぱりここはこうしたいんですが!」「これってこんな風にできないんですか?」と、自分が望む最高のものを作って欲しいという想いは止まりません。トラベルハウスには弊社が定めた固定のプションがありますが、それ以外にもお客様独自のご要望はたくさんお受けします。
残念ながらそれはできませんとお断りすることもありますが、基本的にはお客様が望まれることを実現して、少しでも満足して頂き、いつまでも快適に使って頂きたいという思いでいます。そのためメーカーの社員さんに逐一確認します。できるかできないかの確認。できないならその理由。その理由が妥当なものかどうかも検討します。そしてできるなら費用と手間がどれくらいかかるのか。より費用を抑える方法はないか?それをしたことで安全性に問題はないのかどうか。そういったことを繰り返しています。
ご要望を伝えきったお客様は、大変満足され商品ができるのを楽しみに待たれます。しかし、1週間ほどしますとご連絡があります。「やっぱりあれをやめてこうしたいんだけどできる?」という内容です。シェルの納期が1ヶ月ということもあり、製造が進んでいてご期待に添えないこともございますが、急いでメーカーに連絡を入れ、どこまで製造されているかの確認と新たなご要望を伝えてお客様のためと思い何とかやってもらいます。
シェルの納品日10日前くらいになると、お客様から「どんな状況ですか?」とご連絡がきます。電話の声はワクワクを抑えられない様子で、完成間近の写真をお送りして「もう少しお待ち下さいね」とその場は楽しい雰囲気のまま終わります。
商品の引渡し日が決まって連絡をすると、夜でも取りに行っていいですか?と早く商品を受け取りたいという思いが伝わり、トラベルハウスを待ち遠しく思っているということがとても嬉しく感じます。
一台一台商品を納品していくたびに、また一人仲間が増えた!失礼ながらそんな感覚でいたりします。お客様であり、トラベルハウスを楽しむ仲間である。この感覚をずっと持ち続けていきたいと思いました。
小泉