前回に引き続き、冬のトラベルハウスについて考えていきましょう。
他のキャンピングカーと比べてトラベルハウスの寒さ対策は少し異なるところがあるように感じます。
大きく異なるのは、エアコンという装備です。
通常キャンピングカーにはエアコンが付いていたりオプションで付けられたりするかもしれません。また大型であればFFヒーターと言ってガソリンを燃焼させて暖を取る物もあったりします。
一方トラベルハウスはどうかと言えば、エアコンという装備はこれまでありませんでした。
理由は、軽トラックの荷台に載せられる重量には350kgまでという制限があって、従来のハウスは重量が現在のハウスよりも100kg以上重たかったんですね。
またエアコンを利用するとなれば、バッテリーも最低3つくらいは積まないといけません。
バッテリーの重量も1つ20kg程するので、重量制限を超えてしまうと判断したためエアコンの装備を考えていませんでした。
替わりに考えたものが、軽トラックに付いているエアコンをハウスの中に取り入れるという方法です。
これなら重量が増えることはなく、ハウスの正面と軽トラックの背面をくっ付けてエアコンが通るようにすれば良かったのでした。
しかし現在の物に変わって重量が100kg以上軽くなりました。だからこれまで断念していたエアコンを取り付けられるようになったのです。バッテリーを3つ積んでも重量は制限を超えません。
現在エアコンは試用中であり、その成果をもう少しでお伝え出来るかと思いますので楽しみにしていてくださいね。
エアコン以外に暖を取る方法として、電気ストーブや電気毛布などの電気コンセントに挿して使える市販のモノでも十分暖かくなります。お勧めの使い方としては、ワット数が低い電気毛布を一晩中つけっぱなしにしておき、電気ストーブは寝る30分前くらいからセットして寝る時には消しておきます。
そしてこれらよりも大きく役立ったのは、湯たんぽでした。
キャンプ場に行けば湯沸かしポットが無料で使えたりします。無ければガスコンロとヤカンを持って行っておけば大丈夫ですね。
湯たんぽの効き目は抜群で、布団の中に忍ばせておけば足元の冷えが収まりました。電気も使わないのでバッテリーを気にしなくてもいいのもありがたいです。
電気ストーブ、電気毛布、湯たんぽ。これだけの装備があれば冬の北海道や東北は難しくても、随分と暖かい車中泊が楽しめますよ。
さらに寒冷地においては、窓を二重窓にすることも可能でこれで断熱効果は増やせます。
寒さが一段と厳しくなる中、冬の車中泊に向けて寒さ対策をして旅行をお楽しみくださいませ。
小泉