キャンピングカー

会社の成り立ち、歴史の話からもたまには離れて、閑話休題。たまには違う内容を。
キャンピングカーを作るにあたって大事なことは、作ったものを売っても大丈夫なのか?ということをメーカーとしては最も大事に考えています。
「当り前じゃないか?」「何の話をしているんだ?」「社長さんもっと有益なことを教えてよ」
と感じられることを言っているような解釈をされるかもしれませんが、これは「製造業」を営んでいるキャンピングカービルダーの人たちからすると、しみじみと難しさを感じる言葉であると思います。
どういうことなのか?
それはちゃんとした「製品」になっているのか?ということです。DIYとかでキャンピングカーを自作して楽しむのもよいですし、私たちもDIYを推奨していたりしますが、「製品」という観点から見るとDIYは「売ってはいけないもの」という見方をせざるを得なかったりします。
「製品」とは完璧なもので一切の邪推が入り込む隙間がないもの、なのです。だから製品を創るとなるそれはもう、めちゃくちゃ難しいわけです。
皆様はキャンピングカーとはほとんどの車が「8ナンバー車」になるのはご存知でしょうか。
そして「8ナンバー車」の車の扱いは「改造車」なわけです。この改造車というのは、先ほどの「製品」という観点からすると、完璧なもの、とは言えなくなってしまう可能性が高くなります。
実際に弊社のお客様でも大きなキャンピングカーを乗られていた、乗っている、という方も多くいらっしゃいますが、皆様語るのは、雨漏れとコーキング切れの多発化、です。
しかも1年以内で発生するとのことで、ずっとメンテナンスをし続けないといけないと嘆き、弊社のキャンピングカーを選んでくださったりします。
8ナンバーは改造車だから統一規格がなく、邪推が入り込みやすい、ということなのだと思いますね。
一方でキャンピングカーを作っている会社でいわゆる大企業、という会社が存在しないこともご存知でしょうか?私どもが尊敬する、日本のキャンピングカービルダー大手御三家の会社様でも、上場企業並みの大きな会社なのか?と言われるとそこまでは達しません。それはなぜか?
私見で申し訳ありませんが、私が思うにキャンピングカーとは良くも悪くも「改造車」なのです。改造車であるけれども消防車や救急車を作っている会社さんは上場企業だったりします。彼らの改造車は規格品で、あるということです。
私どもを含め、多くのキャンピングカービルダー様たちもおそらくは自社を立派にしていき、ユーザー様に、より安心した製品を届けていきたいと思っているはずです。しかし日本のキャンピングカーはまだ8ナンバーで行政認定はおろか、規格まで統一化が図れていない、と思います。
弊社は安定安心した「規格」を作り、売っても大丈夫な「製品」を提供していくつもりです。当たり前のことですが、よりその点を追求し研究開発していきます。より喜んでいただける製品づくりを、心がけて。

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