私は入社してからずっと事務として働いているのですが、
ある日社長から、「プレスリリースを出してくれ」と言われたことがきっかけで、
広報・PRとしても活動する事になりました。
広報…ってどんな仕事をするのか…フワーっとしたイメージしかありません。
しかもプレスリリースなんて、聞いたこともなく、「プレ…何ですかそれは?!」って感じだったので、とりあえずネットで調べて…渡された本を読んで…でもよくわからない。。
という状況に陥っていました(笑)
(弊社では社長チョイスで各々に必要だと思われる書籍が支給されます。それを私は勝手に課題図書と呼んでいます)
プレスリリース
プレスリリースとは、一般的に報道機関に向けた、情報の提供・告知・発表のことを指すらしいです。私的解釈でいくと、自社のサービスや商品なんかをメディアに取り上げてもらったり、取材してもらうための紹介、告知…といったところでしょうか。
そんなの書ける!書ける!スラスラ~!っと書いてらっしゃる方も、もちろんいらっしゃるとは思いますが、私は全然書けなくて、「最低限、月に1本は作って送る」なんて課題をもらっていましたが、ネタと切り口が思いつかなくて全く書けませんでした。
「売り込まない」「専門用語ダメ」「写真やイラスト必須」「A4一枚にまとめる」等々、読んでもらえるよう工夫するのは難しいのです…。
とりあえず書いて送ってみた
今年の3月にトラベルハウス事業が立ち上がり、社長に「これは書きやすいぞ!今までよりも格段に絶対取り上げられやすい!」と言われたので、まず初の展示試乗会という事で神戸経済記者クラブさんに送ってみて、「その報告もせなアカン」と言われたので展示会の事後レポートも送ってみましたが、何の反応もなく。。
㈲カーショップアシスト様との代理店契約をするという事を社長から聞いたので、これも書けそうだなということで書いてみて、「一回は自分で持ち込んできた方がいい」と言われたので、持ち込みに行くことを決めました。(記者の方は忙しいイメージですし、こんな見様見真似で作ったプレスリリースを持ち込んでもいいのかな…とかなり心細く、不安でした)
正直ゴミ箱行きです
誰も携わった事がない為、プレスリリースの内容やレイアウトの合否は社内でつかないので、商工会議所の弊社担当の方にご助言を頂いてみると、、
「これは分かりにくい。文字ばかりで写真やイラストなんかも無いですし、この事業の事がよくわからない。完全にこれはトラベルハウスというものを知っている人が書いた文だから、読み手に不親切。正直ゴミ箱行きですね。」
とスパッと言われたので、「そ、そうですよね!思った事を正直に言って頂けてありがたいです!修正します!」なんて気丈に振る舞いながらも、内心かなり落ち込みました(笑)
「もうプレスリリースなんて作りたくないよ~わかんないよ~」というのが本音でしたが、そんな弱音を吐いても仕方ないので、指摘された箇所を全てメモり、5日後の持ち込みまでに一新しよう!と覚悟を決めました。
その次の日、なんと商工会議所の担当者様が来社して「あれだけキツい事を申し上げましたので、これは出向いて直接お話するべきだと思いました」と言って、その場でも経験を基に色々教えて下さいました。「指摘をするだけではなく、だからこうした方が良いというところまでちゃんと考えて伝えてくれる。。この方が担当で本当によかったなぁ…」と感謝しかありませんでした。
その打合せの際に、「宜しければ記者クラブさんまで一度ご一緒しましょうか?」と言ってくださり、「丁度、持ち込みをしようと思っていたんです!お願いできますか?」と、図々しくもお願い致しました。
神戸経済記者クラブさんへ
修正したプレスリリースを決められた部数印刷し、商工会議所の担当者さんと一緒に神戸経済記者クラブさんへ。
いつも確認の電話を下さる女性の方と名刺を交換させていただいて、どんな風に利用できるのか説明をうけました。分からないことを尋ねると全て丁寧に教えて下さって、もっとピリピリした空間だと思っていたので、少し安心しました。
記者の方は出払っている事がほとんどとの事ですが、お一人、デスクに向かって仕事をしている記者さんがいて、「名刺交換お願いしてきたらどうですか?」と、担当者さんに背中を押していただいたので、恐る恐る近づき、「お忙しいところ申し訳ありません…お名刺交換させて頂けませんか?」とお願いすると、なんと!快く承諾して下さり、その上どんな事業をしているのかという私の拙い説明も聞いてくださりました。
「プレス、また見ときますね」っていう言葉が嬉しくて…っ、名刺を交換できたことが嬉しくて…っ、もう皆さん優しくて…っ!
ちょっと涙ぐんでるのを担当者さんにバレました(笑)
帰り際に、「どんな場所にプレスリリースを送って、誰が受け取って棚に分けてくれて、どんな人がそれを手に取り読むのか、分かっていたら書くときの気持ちも違うでしょ?やっぱり、見て、会う事は大事ですよ」と教えて頂き、社長はこの事が言いたくて私に一回は持ち込んできなさいって言ったのか…とその時分かりました。(遅い)
取材申し込み
そしてその日から2週間後…
「ダメだったか~」と思いつつ、次のプレスリリースを作成していると…
「播田さん~○○様からお電話ですよ~」
えっっっ!名刺を交換して下さった方からだ!!
「はい!播田です!先日はお忙しい中お時間頂戴しまして、ありがとうございました!」
「覚えてて下さったんですね~遅くなりましたが、取材お願いできますか?」
ももももちろん覚えてますし、もももももちろん取材OKですよ…ね!?
電話を切った後、すぐさま社長に報告して、嬉しさのあまり二人でぴょんぴょん跳ねたことは言うまでもありません(笑)
林社長にも電話して、お世話になった商工会議所の担当者様にもご連絡!
(その日は繋がらなかったのですが、次の日折り返しのお電話を下さって、一緒に喜んでくださいました♪)
取材には来てもらえるみたいだけど、掲載決定かはわかりません。
でも!記者さんの目にトラベルハウスが留まった事が本当に嬉しかったです
ドキドキとわくわくの取材の日については…また今度!
播田